和歌山県の異形矢印

バランス感覚の達人

細い枝と太い矢印を繋ぐかのような構造になっています。基準側の線が細くなっているのは少し珍しいです。ちょっとでもバランスを崩したら、あっという間に瓦解しそうな気がします。

入り乱れ（和歌山市「延時」）

まっすぐの矢印、斜め左右に貫く矢印、細い矢印と副矢印。いろいろな要素が入り乱れています。こういった混沌な異形矢印、特に好きです。何とも言い表せないような奇妙さです。ちなみに『通行禁止関連』という補助標識の文言は、和歌山県でしばしば見ることができます。他県ではほとんど見ない表記です。

取り扱い注意

近畿地方の異形矢印は、なぜか枝が細く矢じりが大きく尖っている矢印が多い傾向があります。刺さると痛そうです。ちなみに、近畿地方（特に大阪）で見られる指定方向外進行禁止のデフォルト型も、他県で見られるものと少し違った形をしています。そのような指定方向外標識を見ると、ああ、関西に来たんだなという感じがします。